賢者の国オランのかたすみ。
三ヶ月ほどまえにひとつの冒険をおえた、コトリーヌさんとマーシャさんは、
冒険者の店「黄金のたてがみ亭」にて、くつろいでいました。
さきの冒険で知り合った、バディアスさんとサラデンさんも一緒です。
そんなとき、今回の冒険の依頼主であるタタンさんと出会います。
タタンさんは、チャ・ザの神官で、堕ちた都市レックスの研究をしている、
魔術師の友人マルディさんから協力を求められ、発見した地図に描かれた場所で、
マジックアイテムを共に探索したいと、護衛を依頼します。
マジックアイテムは、たくさんの「伝書の小鳩」だと推測され(三十羽あまり)、
それが発見されれば、魔術師ギルドにとって、大きな利となります。
報酬は3000ガメル、と、「伝書の小鳩」を三羽、くれるそうです。
コトリーヌさんとマーシャさんは、依頼を引き受けることにしました。
もうひとりくらい、人手がほしいと、タタンさんに言われ困っていると…
バディアスさんが一緒に来てくれることになりました。
サラデンさんがバディアスさんの留守を守ってくれるそうです。
翌々日、コトリーヌさんとマーシャさんとバディアスさんとタタンさんは、
堕ちた都市レックスの近郊、パダの街に向けて、旅立ちました。オランからは七日かかります。
パダの街の壁外で一泊して、堕ちた都市レックスへと、出発しました。
地図の地点までは二日かかります。
とちゅうグールのむれに襲われたりしましたが、コトリーヌさんとマーシャさんたちは、
地図の地点の付近に到達します。
そのとき、突然の地面の崩落に巻き込まれてしまいます。
コトリーヌさんとマーシャさんたちは、仕掛けを解除しながら、地下遺跡をすすみます。
遺跡に棲むゴブリンたちが、ミスリルでできた魔法の短剣を所持していました。
それは、古代王国期のランドルフさんの作品で、ランドルフさんは、
その短剣を、だれかに託したいとねがって、500年の時を彷徨っていました。
コトリーヌさんとマーシャさんたちは、ゴブリンの手から短剣を取り戻し、
短剣をコトリーヌさんとマーシャさんたちに託したランドルフさんは、やすらかに成仏してゆきました。
地上へともどったコトリーヌさんとマーシャさんたちは、地図にあった建物の中で、
「伝書の小鳩」を発見します。
「伝書の小鳩」には、ランドルフさんやランドルフの娘のカティアリースさん、
ゆかりの人々の手紙が、当時のままにのこされていました。
こうして、コトリーヌさんとマーシャさんとバディアスさんとタタンさんは、
オランの街へと帰還しました。
この冒険ですっかり仲良くなったタタンさんは、いまでは良き呑み仲間です。