シナリオ「流れゆく季節(とき)を刻んで-前半-」

7月18日土曜日21時、まったりとスカイプを開始しました。
ちょっと近況など、30分くらい雑談をして…音楽もながしたりしつつ、いよいよ冒険開始です。

お酒もちょっとだけ…っ(*´ω`*)

古鳥ちゃんは、ワインをオランジーナで割ったサングリア風のお酒を、
管理人はミントリキュールのお湯割りを、片手に冒険しています!

シナリオ「流れゆく季節(とき)を刻んで」は、
「ソード・ワールドRPG完全版シナリオ集2-悪魔が闇に踊る街-」に、
収録されているシナリオで、清松みゆきさん/グループSNEの手によるものです。

今回どきどきとプレイさせていただきます(*´ω`*)
本筋はシナリオ集通りに、プレイを進めていくかたちなのですが、冒険内容には若干のアドリブをふくみます。

シナリオ内容については、あまりこんを詰めて深くかんがえすぎず、
気楽な気持ちで、シナリオ集に語られている物語を、冒険することを楽しんでいます。

コトリーヌさん(古鳥ちゃん)とマーシャさん(管理人)は、半月ほどまえにひとつ冒険をおえて、
冒険者の店(冒険者の集う酒場兼宿屋のお店)でのんびりとくつろいでいました。

もう前の冒険で受けた傷も癒えましたし、ふところも寂しくなってきたので、
そろそろ次の冒険に出たいなあなんて、かんがえていました。

ちょうどそんな時に冒険者の店の主人の紹介で一人の男が声を掛けてきます。

彼の名はバディアス・カルダン。元冒険者だそうです。
バディアスさんは冒険者を雇って、ある古代王国期の迷宮を探索したいと言います。

現在は剣の時代ですが、およそ500年ほどまえのアレクラスト大陸には、
カストゥール王国という古代魔法王国があったそうです。魔法の時代と呼ばれています。

古代王国期の迷宮というのは、その魔法の時代の遺跡だとおもわれます。

バディアスさんは何人かの仲間とともに冒険者をやっていましたが、
父親の死をきっかけに家に落ち着こうと、半年ほどまえに、
冒険者稼業から足を洗ったそうです。

昔の仲間の冒険者たちは、みな別の街へ新たな冒険を求めていきました。

バディアスさんは、名ばかりの芸術家である弟とともに、街外れに住み、
農作業をして暮らし始めました。

弟はずっと街のごろつきどもと遊びまわっています。
彼はまじめに畑を耕していました。(母親は弟を産むとまもなく亡くなっているそうです。)

バディアスさんの家には代々こんな言い伝えが伝わっていました。

彼の家系は古代王国期の貴族の末裔――
彼自身はそんな伝説は信じていなかったのですが…。

ある日、弟が家の物置から何やら怪しげな書物を見つけてきたのです。

それは古代王国期の日常的な言語である下位古代語で書かれていました。

多少はセージ(学者のような技能のこと)としての心得もあるバディアスさんが、
この書物を読んだところ、そこには彼の先祖(と言われている)芸術家ベルデ・カルダンの、

さまざまな作品に関する記述と、彼が当時の世の人々にはほとんど理解されなかった最高傑作を、
孤島に作った美術館の中に隠したということが書かれていました。

バディアスさんのかつての仲間は、もはや遠い街にいますし、一人で冒険に出るのは心もとない――
そこで彼は、冒険者たちを雇うことにしたのです。

「ベルデ・カルダンの最高傑作を手に入れたあとは、それを売って金にして、家を盛り立てるつもりだ」
「仮にも元貴族なんだから、少しはその家名をとどろかせたい」
「実際には、その最高傑作を見てみたいだけかもしれない」

…と、バディアスさんは語ります。

彼は、この迷宮で見つけた宝物のうち、ベルデ・カルダンの手による作品とおぼしきもの以外は、
コトリーヌとマーシャのものにしてよいと言います。

また、支度金として3000ガメルをくれるそうです。

この依頼を受けるのなら、バディアスさんは明朝出発するので、
それまでに支度しておいてほしいと言います。

この依頼にコトリーヌさんは慎重に構えていましたが、気持ちの上では、
古代王国期の遺跡ときいて、高鳴るものがありました。

マーシャさんは、おもしろそうな依頼がきた!と、よろこんでいます。

コトリーヌさんとマーシャさんは、依頼を引き受けることにしました。
バディアスさんは、とてもうれしそうです(*´ω`*)

バディアスさんは、コトリーヌさんとマーシャさんに支度金3000ガメルを渡して、
明朝に会おう、と言って、冒険者の店をあとにします。

遺跡のある孤島は、港から、船で一日ほどの場所だそうです。

明朝まで、まだ時間があります。

コトリーヌさんとマーシャさんは、冒険者の店の主人に、
バディアスさんのことをたずねます。

「この街出身の元冒険者だよ。いまは引退して畑を耕しているようだ。寡黙だけれど、いい人だよ」

そんなはなしが聞けました。

コトリーヌさんは情報収集へ、
マーシャさんはファリス神殿に祈りを捧げに出掛けることにしました。

コトリーヌさんは、まず魔術師ギルドを訪れました。

ギルドの図書館でベルデ・カルダンについて調べると、次のようなことがわかりました。

ベルデ・カルダンは、古代王国期の著名な芸術家で、さまざまな作品を残しており、
それらはいまでも結構な値段で取り引きされています。

いま伝わっているのはほとんどが立体芸術(彫刻など)か絵画ですが、
伝承によると、彼はおよそありとあらゆる芸術を手がけ、
音楽や舞踊、舞台劇などでも活躍したと言います。

彼の作品は、若い頃のものは比較的オーソドックスなものが多いのですが、
晩年に近づくにつれ見る人に特定の強い印象(恐怖など)を与える、
独創的で大胆なものになっていったと言います。

晩年はある種の破滅論に取り付かれ、
破壊や死をイメージさせるような作品ばかり残したと言います。

そして一人で孤島のアトリエにこもり、
人と付き合うのを極端に嫌うようになったということです。

ベルデ・カルダンはその芸術の才能のため、本来は下級貴族の出でありながらも、
当時の社交界でかなりの地位にまで登ったということです。

晩年、彼はとある権力者に頼まれて、
一つの巨大な芸術を作る作業に取り掛かりました。

金も、労力も、時間も好きほうだい使っていいと言われたのですが、
取り掛かってから5年目、依頼主がアトリエに行ってみると、
そこにあったのは、ただのがらんどうの部屋であったと言います。

そして、あろうことか、ベルデ・カルダンはそのがらんどうの部屋を指して、
これこそが依頼の最高傑作であると言い放ったそうです。

最初は冗談だろうとおもっていた依頼主も、どうやらベルデ・カルダンが本気であることがわかり、
(そしてその部屋には一切の魔法が使われておらず、作業をした形跡が見られないことがわかって、)
怒りくるい、ベルデ・カルダンを処刑してしまいました。

ただ、そのとき依頼主とともにその部屋を見たとある芸術家が、
「そこには真に芸術があった」と言い残したことから、ベルデ・カルダンの謎の遺作が残っている、
という伝説だけが伝わりました。

これがベルデ・カルダンの最高傑作の伝説です。

この最高傑作はいまでも彼のアトリエのあった島のどこかに眠りつづけていると言います。

以上のことがわかりました。

コトリーヌさんはさらに、魔術師ギルドの、知り合いの先生に、
はなしをきいてみることにしました。

先生は、最高傑作は、街の港から一日ほどの場所にある、
孤島郡のいずれかの島に眠っているだろうと、語ります。

次にコトリーヌさんは盗賊ギルドへと足を運びました。

バディアスさんの弟さんのことをたずねてみたのです。
情報料300ガメルを支払うと次のような情報をえられました。

バディアスさんの弟、サラデン・カルダンは、
めちゃくちゃな音楽や絵画を創作していて、
街のごろつきたちとつるんでは好き放題をして暮らしています。

これが芸術だ、などという名目で、ごろつきたちと共に、
いいかげんな落書きを街じゅうにしたり、
めちゃくちゃな音楽を奏でては、街人を困らせているそうです。

腕っぷしは強くはないのですが、頭のよさから、
ごろつきたちの取りまとめ役のようなことをしています。

以上のことを聞いて、コトリーヌさんは冒険者の店にもどります。
無事に依頼を達成できますようにと祈りを終えたマーシャさんも、店にもどってきました。

夜ごはんまで、まだ時間があり、コトリーヌさんとマーシャさんは、
街のごろつきたちに、バディアスさんの弟、
サラデン・カルダンのことについて、聞き込みをすることにしました。

無視されたり、無視されたりしましたが、
最後に出会ったごろつき集団に「今日はみかけていない…」と言われて、
その後、邪険にされ、けんかになりそうでしたが、なんとか無事に冒険者の店にかえってきました。

夜ごはんのシチューをたべて、その日はねました。

翌日の早朝、目覚めた頃に、バディアスさんが店までやってきました。
なんと、手作りのサンドウィッチまで、持ってきてくれていました。

バディアスさんは食べながら港まで歩こうと、なにやら急いでいますが、
コトリーヌさんとマーシャさんが説得すると、しぶしぶ、店の椅子に腰をおろします。

バディアスさんは、孤島への船の手配はもちろんのこと、
冒険中の食事の用意も、してくれるのだそうです。

はなしを聞くと、バディアスさんは27歳のようですが、
歳の割には随分とふけてみえました。

また、冒険中、もしも戦いになったら、冒険者だった頃の経験を生かして、
バディアスさんも戦闘に参加してくれるそうです。

朝食を食べ終えた三人は、冒険者の店をあとに、
徒歩で一時間ほどの距離にある、街の港へと、歩き始めました。

港につくと、バディアスさんが、
買い忘れた物があると、買い物に出掛けます。

バディアスさんの動向を怪しんだコトリーヌさんは、尾行を試みます…が、
バディアスさんがちょうど買い物を終えたあたりで、気づかれてしまいます。

しかし、格別にいぶかしがられることもなく、結局、
バディアスさんとコトリーヌさんは、買い物の道中を一緒して、帰還します。

コトリーヌさんは、魔晶石(三点)をひとつ、購入しました。

一方その頃、マーシャさんは、港の漁師たちの集まる酒場に、
うわさ話を聞きに、訪れていました。

「つい先程、おまえさんと似たような風体の一行が、漁師の船を借りて、孤島郡へ行ったよ」
「島の付近は、変な怪物が現れたり、巨大な渦が巻いたりして、危険な海域だ、気をつけたほうがいい」

そんなはなしを、漁師たちから聞くことができます。

買い物を終えて、うわさ話もきけて、いよいよ出港の時間…なのですが、
バディアスさんに島の詳しい話をきいてみても、
まずは船に乗ってくれ、船に乗ったら話す、とくりかえすばかりです。

一抹の不安がよぎりましたが、船は三人と、三人の船乗りをのせて出港。
比較的小さな漁船です。

海上に出てから半時間、バディアスさんから、ひとつの相談が持ちかけられました。

「港できいたとおもうが、我々とおなじように、島を目指している冒険者がいるらしい」
「わたしとしては、もちろん先を越されたくない、これをみてほしい」

バディアスさんは海図を取り出します。

「他の冒険者たちより、先に島へ上陸する方法がないわけじゃないんだ」
「海図をみればわかる通り、目的の島まで行くには、二つの障害がある」
「大渦巻とモンスターが出没する地帯だ」

「普段だったらもちろんこんな場所は避けて、大回りするところだが、今回は急ぎたい」
「そこで、二つの障害のちょうどあいだの境をすり抜けて行きたいとおもうのだ」

「どうだろう」

「家の物置でみつけた書物もここに。自由に読んでくれ」

コトリーヌさんとマーシャさんはしばしかんがえこんでしまいます。

海図をみながら、書物も読みました…島のかたちが、海図と書物とですこし異なること、
そして書物をじっくり読んだコトリーヌさんは、この書物をかいたときのベルデ・カルダンが、
やや正気を失いかけていたことに気づきました。

「何百年も昔の地図なんだ(書物のほうを指して)」
「それ程ときが経てば潮の流れで島が削られて形が変わっていてもおかしくはないさ」

バディアスさんはそう言いますが…もしかしたら、海図を頼りにいま目指している島と、
書物にかかれた島は、じつは別の島なのではないか、コトリーヌさんはそう、不安をかんじました。

「十分に下調べはしてあるんだ、いま目指している島で、まちがいはない」

バディアスさんが言うので、不安ながらも、うなずくしかありません。

さて、危険な航海を選択して、一日で目的の島へ向かうか、
遠回りをして、三日かけて目的の島へ向かうか、コトリーヌさんとマーシャさんは選択せねばなりません。

「モンスターが出たら、わたしがたおすよ〜」

マーシャさんは能天気にそんなことを言っていますが、
どんなモンスターに遭遇するかわかりませんし、もしも大渦巻に巻き込まれたら…
どんなおそろしいことになるか、あまり想像したくありません。

しかし、最終的に、コトリーヌさんとマーシャさんは、
危険な航海をする賭けにでることにしました。

バディアスさんは顔をほころばせます。

やがて、危険な海域が近づいてきました。

船頭さんをリーダーに、三人の船乗りたちは、華麗な航行を行って…
船はまるで綱渡りの曲芸のように渦の縁をすり抜けていきます、モンスターにも出くわしませんでした。

もしも、モンスターの出る海域に近づきすぎていたら…船は、
獰猛なキラー・オクトパスに、おそらくは奇襲されていたことでしょう。

もしも、大渦潮に巻き込まれていたら…さいあくの場合、船は大破、
船の乗組員は、付近の沿岸に、打ち上げられれば、よいほうです、
冒険は無論、失敗に終わっていたことでしょう。

しかし、船は試練を乗り越えて、無事に目的の島へ到着しました。

船は、コトリーヌさんとマーシャさんとバディアスさんをおろすと、
また三日後に迎えにくる約束をして、孤島郡のどこかにあるという小さな港へ、補給をしに寄港します。

近くには、他の船の姿や、上陸した跡などは、みうけられませんが、
バディアスさんは気持ちがはやるのか、先行していた冒険者たちが、
先に着いているかもしれないから、急いで遺跡に行こうと言います。

さて、例の書物の地図には、遺跡の入り口のおおざっぱな場所が記されています。

コトリーヌさんとマーシャさんとバディアスさんが、しばらく歩いて、
どうやら遺跡の入り口らしき場所を探すと、茂みに隠れて、
鉄製の重たい扉をみつけられます。

扉には、下位古代語が書かれていて、コトリーヌさんとバディアスさんが読んでみたところ、
「ベルデ・カルダンの総合芸術美術館」と、かいてありました。

さらにその下には、かすれて半分以上見えなくなっているのですが、
「裏口につき関係者以外立ち入り禁止」とかいてあります。

どうやらツタの生え具合等からかんがえて、ここ数年のあいだでは、
この遺跡(迷宮)に入ったものはいないようです。

ワナが仕掛けられているかもしれない…コトリーヌさんは、
「センス・マジック」の古代語魔法をつかって、魔法のオーラを探りますが、
魔法のちからは、とくにかんじられませんでした。

つづいて罠発見を試みますが、ワナはみつかりませんでした。

かぎはかかっていないようです。

扉の先にモンスターがいるかもしれないことをかんがえて…
依頼人であるバディアスさんを先頭に立たせるわけにはいかないので、
コトリーヌさんか、マーシャさんが、扉をあけることになるのですが、

ファイターであるマーシャさんが、その役目を負うことになりました。

そして、コトリーヌさん、マーシャさん、バディアスさんは、
扉を開いて、遺跡の中へ、第一歩を踏み出しました…つづくっ(*´ω`*)

このTRPG会は、21時にはじまって、26時くらいまでの、
5時間くらいの会でした。

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